エコポイントとバナナダイエットの類似性
エコカー減税に続いて政府のバラマキのひとつエコポイントも何かずれている。
エコ家電を買えばポイントが貰えるという制度だが、現時点でポイントの交換方法が決まっていないのは論外だけれど、テレビを例にすると、消費電力の多い画面サイズが大きくなるほどエコポイントが多くなる様になっているという不思議。
同じサイズのブラウン管テレビと液晶テレビでは、液晶テレビの方が消費電力、待機電力ともに少ないけれど、まず同じサイズのテレビを買うことはないだろう。この際エコポイントが多いし、大画面でDVDもみたいということで、大型テレビにしようというのは普通だろう。
古い29型のブラウン管テレビを、エコ家電になっているからと46型の液晶テレビに買い換えるとおおよそ130Wから225Wと消費電力が増えてしまう。少し小さめの32型にしても140Wくらいになってしまって、省エネ効果は全くないのだ。
日経ビジネスONLINEに評論家の小田島隆氏が「食べて痩せるダイエットと、「エコポイント」の共通点」という興味あるコラムを書いている。
景気浮揚とエコの両立は、グルメ志向とダイエットの両立みたいなもので、実際にはほとんど不可能なダブルバインドだ。
エコポイントは、バナナダイエットのように、朝バナナを食べれば好きなものを食べても良いというダイエットに似ている。
全くその通りではないか。
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