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2009/07/18

映画「ディア・ドクター」

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笑福亭鶴瓶主演の映画「ディア・ドクター」を見たいと思っていたけれど、茨城県内で上映している劇場は三ヶ所で、それも牛久・つくばエリアにはないことがわかった。仕方がないので、一番近い守谷のロックシティ守谷SCの「ワーナー・マイカル・シネマズ守谷」にでかけた。

「ディア・ドクター」は、中山間にある人口1500人の集落にある村営診療所を舞台にして、深刻な僻地医療の問題に偽医者が絡むドラマだ。示唆に富んだ良い作品だと思う。

看護婦と製薬メ-カーのMRは、医者が偽医者だということを知っていているけれど、僻地の健康を守るためと、自分の利害に必要なので、知らない振りをしている。

あるきっかけで診療所から逃げ出してしまう。その原因は、短期の研修に来た若い研修医が医者を尊敬し始めたことと、医者を娘にもつ女性患者の末期癌を秘密にすることに耐えられなくなったということだと思う。

刑事が、偽医者について村で調べ始めるのだけれど、誰もが偽医者を告発するのではなく、何となく守るような態度なのが理解できないということが、色々なエピソードの前後に挿入され、偽医者の本当のプロフィールが少しずつ明らかになっていく。

最後に、末期癌で入院している老女のところに、配膳係として偽医者が登場するのだけれど、女性がちょっと驚いてから、微笑むというとところが非常に印象的だった。

主演の鶴瓶は偽医者らしい偽医者を好演している。末期癌の老女役の八千草薫さんは、老いてますます綺麗になっているけれど、66歳の役はさすがに厳しい。

このような良い映画を上映しない映画館はちょっと考えるべきだろう。

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