知られざるタオの世界

上野から神田にでて、三井記念美術館の特別展「知られざるタオの世界 道教の美術」を見に。
道教は中国社会の思想や文化に大きな影響を持っているので、非常に興味があって、窪 徳忠さんの「道教の神々」
(講談社学術文庫)を読んだりしていた。
本を読んで、日本社会や仏教にも地獄とか閻魔大王など随分道教の影響があることが判った。今回の特別展は道教に関して日本で初めての展覧会なので、是非見たいと思っていた。
展示は三井記念美術館全室を使った大がかりなものだった。きたきつねは、展示物よりも、解説が非常に判りやすく、特にガラスに貼ってあるフィルムの解説は、なかなか興味深かった。
道教、仏教、儒教の三教が一緒という資料がいくつもあって興味深かった。道教は古代のアミニズムから発展してきて、多神教で色々な宗教や思想も取り込みながら発展してきた民間宗教で、合理的に理解しようとするのは無理だろう。でも、面白そうだ。
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