首都圏でE3のガソリンの試験販売開始

知らないうちに首都圏でE3のガソリンの試験販売が始まっていた。
環境省の平成21年度エコ燃料実用化地域システム実証事業で、9月1日から川崎市幸区南加瀬の「かなせき」のSSで販売しているということだ。宮古島、伊江島、大阪、帯広に川崎が加わったけれど、ETBEガソリンが首都圏100ヶ所に対して、まだまだ頑張って欲しい。
首都圏ではバイオエタノール3%混合ETBEが販売されているけれど、ガソリンにバイオエタノール3%を直接混合したE3は、石油連盟の抵抗で発売されていなかった。
今回のE3のエタノールはブラジル産のバイオエタノールで、ガソリンはたぶん国内の石油メーカーの協力が得られていないので、海外からの輸入した無税のガソリンを使っているのではないだろうか。
それより、E3を販売する「かなせき」は、ENEOSのディーラーなのによく販売を請け負ったものだ。バイオエタノールの直接混合の反対勢力の親玉がENEOSなのだから、意地悪されなければいいけれど、頑張って欲しい。
新潟で販売が始まったE3(グリーンガソリン)も、国内で無税のガソリンが調達できないために韓国から輸入したガソリンを使っている。
何故、無税のガソリンかというと、市販のガソリンには、1リットル当たり53.8円の揮発油税が課税されているので、E3にしても減免税措置が受けられない。エタノールが3%なので、1円60銭ほどの減免だけれど、重要だ。
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