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2009/10/21

知らなきゃヤバイ!石油ピークで食糧危機が訪れる

もったいない学会の石井吉徳会長の新刊「知らなきゃヤバイ!石油ピークで食糧危機が訪れる」

きたきつねは、同感できる話ばかり。石油ピークが来て、くみ上げや掘削が難しくなって、石油の生産原価が上昇するとどうなるか、あらゆる製品や資源の値段が上昇してしまうといったことだけでは済まなくなる。

日本の農業は石油エネルギーを食糧に変換している典型で、石油が無くなると、今のシステムのままだと農業生産が停まって、食糧の供給できなくなる。先進国の農業は日本よりもちょっとましな程度で、同じと考えても間違いない。

だから単純に海外からという論理も無理があるし、それよりも輸送ができなくなれば、崩壊するだろう。

日本人は石油を食べているという実感はないだろう。それだけでなく、石油という大量の奴隷で生活が成り立っていることも意識していないはずだ。

石井先生はそこのところを、非常に判りやすく、具体的に書かれている。話題の本「$20 Per Gallon」も同じ内容だと思う。

つい先日、オフィスの戸棚の整理をしていたら、偶然1970年代後半の資料が幾つか出てきた。槌田 敦、槌田 劭、室田 武、槌屋治紀といった当時助教授クラスでエントロピー学会で活躍していたころで、資料を読んでみると最近の状況でも違和感がない内容だった。

特に、農業とエネルギーの関連についての彼らの論考は、「知らなきゃヤバイ!石油ピークで食糧危機が訪れる」と同じ内容だと思う。

当時はオイルショックの後で、バブル経済の前で、エネルギーと食糧問題、原発問題に焦点が当たっていたけれど、現在は温暖化問題、環境問題に変わったということで、根底にある状況は何も変わっていない。

自動車に一週間乗らずに暮らすことは可能だけれど、食事を一週間無しで暮らすことはできない。今は有り余る食糧を大量に食べ残して廃棄しているので、そこのところが理解できないのだ。

石井先生の「地球は有限、資源は質が全て、文明はエネルギーで決る」という言葉は、良くかみしめなければいけない。

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