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2009/10/17

オフィスの戸棚の整理をしていたら

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オフィスの戸棚の整理をしていたら、1970年代後半の資料が幾つか出てきた。槌田 敦、槌田 劭、室田 武、槌屋治紀といった当時助教授クラスでエントロピー学会で活躍していたころで、資料を読んでみると最近の状況でも違和感がない内容だった。

当時はオイルショックの後で、バブル経済の前で、エネルギーと食糧問題、原発問題に焦点が当たっていたけれど、現在は温暖化問題、環境問題に変わったということで、根底にある状況は何も変わっていないことがよく判る。

全て石油エネルギーの問題に帰結するということだと思いながら、ニュースを見ていたら、アメリカの2009会計年度財政赤字が1兆4千億ドルと昨年を1兆ドルも増えて、過去最大を記録したという。金融・経済危機の影響で税収が大幅に減少したのに、危機に対処するための金融安定化法や大型景気対策で歳出を急増させたことが原因だ。

経済成長をしなければならないと考えると、景気浮揚のために財政出動が必要になり、常に赤字を垂れ流すことになる。日本も全く同じ状況で、来年度の概算要求が95兆円と、未曾有宇な額となっている。

民主党がマニュフェストを実行しようとすれば、自民党の放漫経営を直ちに解消できないので、予算規模が爆発的な状況になるしかない。国民はバカではないので、状況をキチンと説明すれば、マニュフェストの先送りに納得すると思うけれどちがうだろうか。

高速道路の無料化について、世論調査では過半数が反対しているし、フェリー、鉄道など石油ピークでガソリンが高騰したときに頼りになる既存のシステムを破壊することになる。

不要不急レジャーなどの部門での、エネルギー消費が増大することになる。これ以上に自動車万能社会にすることは、現在でもエネルギーの40%も使っている運輸部門のエネルギー消費が増えるだけだ。

経済成長を7%位でも10年間に経済規模は二倍になってしまう。そのためには、資源も環境も無限でなければならないし、人口も増えていかなければならないだろう。CO2に矮小化された地球環境とエネルギー問題を考えるときに、持続的な発展などあり得るとは思えない。

揺るやかなマイナス成長を持続性が実現できるまで続け、それ以降はゼロ成長ということしかないだろう。

低成長だった江戸時代も幕末には急速に経済成長し始め、維新という革命に向かってしまったということだろう。

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