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2009/11/12

木質バイオマスの混焼発電が始まるようだ

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東京電力が、カーボンオフセットのため茨城県東海村の常陸那珂火力発電所で、石炭と木質バイオマスを混ぜて使う混焼発電を2012年から始めると発表した。

常陸那珂火力発電所は、出力100万キロワットの最新鋭の石炭火力発電所で、阿字ヶ浦の海岸からその巨大な施設が見える。

でも、混焼に使う木質バイオマスの出所が問題なのだ。

東京電力の発表によれば、主に海外の林地残材や製材所・植物油工場などで発生する未利用の木質原料を圧縮成形した木質バイオマス燃料を年間約7万トン輸入するというのだ。

国内の森林には、大量の隣地残材や間伐材があるのに、いくら木質バイオマスがカーボンニュートラルだからといって海外から持ってくるのは、化石燃料と同じだろう。

商業資本主義では、国や国民の将来ではなく、何でも安ければいいという経済原則に従って企業は行動するから、二酸化炭素を減らしたというパフォーマンスだけでしかない。

コペンハーゲンのCPO10では森林の二酸化炭素吸収量の評価を決めるようだけれど、日本の森林は更新されていないので、樹齢が古くなって二酸化炭素吸収量が下がってしまい、将来的には逆に二酸化炭素発生源になる可能性も指摘され始めている。それなのに国内産の木質バイオマスを活用しないというのは、いかがなものだろう。

本当は資源エネルギー庁が国家戦力としてのバイオマス利用を考えなければならないのではないか。業界の顔色をうかがうようなことでは、ないない尽くしの日本の将来はないのではないだろうか。



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