COP15は混迷が深まる

今日は七十二候の「鮭魚群がる」。
今日も寒い一日、東北や北陸で大雪になっている。スキー場は一息ついただろうけれど、住民は雪かきなどで大変だ。
コペンハーゲンで開催中のCOP15は大もめにもめているようだ。
ベネズエラのチャベス大統領が、制限時間を大幅に越えて、途上国の立場から、地球温暖化を招いた先進国への批判を展開する大演説をぶったらしい。
発展途上国から見ると、資源を浪費して、好き放題の贅沢をしてきた先進国にこそ、温暖化防止の責任があるというのは、仕方がないだろう。特に、世界最大の温室効果ガス発生国のアメリカが京都議定書に参加していないし、今後も勝手なGHG排出策をだして逃げるという批判も込められていると思う。
途上国の不満を受け止めて政治宣言で合意するため、各国間で延長論が強まっていて、先進国だけが排出削減義務を負う「京都議定書」の延長を容認しない方針の修正を迫られている。
「2020年に温室効果ガスの排出を1990年比25%削減する」という鳩山宣言は、「すべての主要国の参加による意欲的な目標の合意」を前提条件にしているので、これも霧散する可能性が大きい。
開催前にIPCCの関係者が気温の低温の情報を操作したというきな臭い話が出てきた時に、前途多難と思っていたけれど、大体、非常に政治的な問題なので、合意は難しいだろう。
激しいデモが行われているけれど、NGOに温暖化推進を狙うEUから金が出ているのではないかと思ってしまう。
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