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2009/12/25

太陽光発電優遇のひずみ

11月1日から太陽光発電の余剰電力は48円/kWhで買い取る制度が始まった。

ところが、太陽光発電優遇の裏でおかしなことが起こっているらしい。

元々RPS法で、太陽光と風力発電を組み合わせた場合の電力は、区別なく買電価格と同額で電力会社に買い取って貰えることになっていた。

ところが、新制度で太陽光発電はRPS法の対象からはずれたために、太陽光単独では48円/kWhになるけれど、太陽光発電を小型風力発電と組み合わせた場合は、新制度の適応を受けなくなって、買電価格が一気に従来の半額程度になることになったらしい。

太陽光発電と燃料電池コジェネレーションと組み合わせた場合には、「ダブル発電」ということで、39円/kWhで買い取るようになっている。

ところが、小型風車はこのダブル発電の要件を満たしていないということだ。それは、小型風車発電機に電力網に電力が逆流しないように防止機能を備えていないからだ。

逆流防止機能付きの小型風車は世界中探しても存在しないといわれているから、小型風力発電は太陽光発電と組み合わせてしまうと、RPS法の対象からも外れてしまうことになる。

太陽光発電と燃料電池を優遇する新しい制度の隙間ができてしまったということだ。新エネルギーに相当するものを使った発電は平等に扱うべきではないだろうか。それと、日本の電気の安全基準は厳しすぎる。

一方、東北電力は蓄電池利用の風力発電(出力一定制御型風力発電)の場合には、発電した電力を系統に受け入れることになったという。

「出力一定制御型風力発電」というのは、風の強さの変化による出力変動を,蓄電池を利用して吸収し,計画的に出力できるようにした風力発電のことだ。

実際、風力発電の電力は変動が大きく、変動を吸収できるような巨大な電力網でなければ系統連携が難しいから、東北電力の対応は当たり前といえば、当たり前だ。

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