去年の米の生産データ
昨年産の米の検査結果が、農水省から11月13日に公表されている。
面白いのは米の品種名の多さだ。聞いたこともないような品種名がずらりとならんでいる。熊本の「森のくまさん」、「くまさんの力」は遊びすぎ?
品種ごとの生産量も「コシヒカリ」のように143万トンも作られている一方で、岐阜の「白雪姫」や青森の「つぶゆき」のようにわずか1トンしか作られていない品種もある。なんと昭和6年にデビューした「農林1号」が新潟で5トンも作られていた。
それと、陸稲の生産量が100万トン程度しかないことにびっくりしてしまった。それでも20年産よりも若干増えているようだ。なんと19年産の半分程度だ。
陸稲の生産は、茨城、千葉などの台地部で行われていて、現在はもち米がほとんどになっている。そして、国産もち米にしめる陸稲のシェアはわずか1%程度しかない。水田が余っているのだから仕方がないのだろう。
でも、陸稲もちは粘りがあってうまいということで、茨城の農家で出荷しないけれど自家用に作っているところも多いので、統計にでないけれど、意外と生産量があるのかもしれない。
時々、仕事と関係のない統計資料を見るのも面白いものだ。
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