映画「サロゲート」
体調は悪いけれど、動かなければいいかということで、金曜日に封切られたブルースウイルスの「サロゲート」を昼過ぎに見に行ってきた。
予告編のイメージとはちょっと違った印象。
ウイルスミスが主演した「アイ・ロボット」と現在ヒット中の「アバター」を組み合わせたSFということになるのではないだろうか。
サロゲートはロボットなのだけれど、「アイ・ロボット」のように人工知能を持つ自立型のロボットではなく、「アバター」のように人が遠隔操作する身代わりロボットという設定だ。
人は、自分の好みの若さと容姿のサロゲートを使って、疑似体験の世界で暮らすことになり、街には生身の人はいないという不思議な世界になっている。
兵士も全てサロゲートになっており、ロボットを使ったテレビゲームのような戦争が進んでいる。どのような激しい戦闘でも、サロゲートが壊れるだけで、人は死ぬことがない。
あまりにバーチャルになりすぎた社会を破壊しようとする、サロゲートを発明したキャンター博士とサロゲートを破壊事件を追う刑事の対決がクライマックスになる。
サロゲートは、現実に作って運用しようとすると、とんでもないエネルギーと資源が必要になるから、大変だろうなと思いながら見ていた。
私達が迎える未来の社会は、サロゲートやアイ・ロボット、鉄腕アトムやドラえもんのようなエネルギーや資源使い放題できるようにはならないだろう。その前に、人が生きることにできない環境になってしまう。
そうか、「サロゲート」は、人が生きることができないから、生身の人は消えロボットが暮らす社会になるという予言なのだった。
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