映画「ラブリー・ボーン」
気になっていた映画「ラブリー・ボーン」を50歳夫婦割引で見てきた。
「ロード・オブ・ザ・リング」のピーター・ジャクソンが監督したファンタジックな感動ドラマというので、期待していったけれど、連続猟奇殺人事件とファンタジックの組み合わせに無理があるような気がした。
猟奇殺人の被害者達が恨みもなく、天国に向かっていくというのは、日本人に理解できないのではないだろうか。
殺された主人公が、どこまでも明るく、そして恋をしたいというところと、犯人に対してさえ傍観者のような態度でいるのは不思議な感じがした。
主人公スージーの妹のリンジーが、真犯人の家に忍び込んで殺人の証拠を見つけ、犯人に捕まりそうになりながら逃げる場面は、ドキドキしたけれど、全体の映像の中では奇異な感じとなった。
きたきつねのような、勧善懲悪の気持ちが強いと、なんともポワポワした気分が抜けなかった。
犯人が、逮捕もされず、最後に駐車場で木の枝から落ちてきた氷柱が首筋に入りそれを取ろうとして、バランスを崩して崖から落ちて死ぬのだけれど、なんとも不思議な結末としか思えなかった。
感想としては、見なければよかったという気分が強い。
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