デブだっていいじゃない
日本循環器学会総会・学術集会で、辻久子守口市市民健康センター保健総長が市民検診のデータから、BMI 18.0kg/m2未満のやせは肥満者よりも循環器疾患死亡率が高いこととを発表した。
喫煙経験がない人のみで多変量解析を行い、体格ごとに循環器疾患死亡のリスクを検討したところ、BMI 18.0kg/m2未満のやせは、BMI 20.0~21.9 kg/m2の群に比べて約2.93倍の循環器疾患死亡を認め(p<0.0048)、統計学的に有意だった。一方、BMI 30kg/m2以上の肥満群では2.38倍と高い循環器疾患死亡を認めるものの、こちらは統計学的な有意差を認めなかった(p<0.0683)
肥満の多い欧米では、循環器疾患には喫煙の影響が多いといわれているらしいけれど、日本はBMI 30kg/m2以上の肥満は少ないから、違った結果になったらしい。
それにしても、やせているよりも少し太っているほうが長生きできるかもしれないというのは、ちょっとだけ嬉しいかも。
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