国立科学博物館「大哺乳類展」
まず、上野で国立科学博物館で開催中の「大哺乳類展-陸のなかまたち」。E.T.シートンの原画が見られるというので期待していった。
今年の名古屋のCOP10に合わせた生物多様性にからめた展示のようだ。化石、剥製、骨格標本が展示されているだけで、科学博物館の展示は余り上手ではない。
剥製は、W.T.ヨシモトが寄贈したはく製コレクションを中心の展示となっている。
春休みに入っているので、子供達が沢山来ていた。横に来て親に質問するのを聞いていて、説明したくなったけれど、我慢、我慢。
アフリカ象の骨格標本などこれだけ沢山あると、映画の「ナイトミュージアム」ではないけれど動き出しそう。
シンリンオオカミの剥製。
絶滅したニホンオオカミの貴重な頭骨標本で、東京で採取されたらしい。
いろいろな毛皮に触れるようになっているけれど、小さな子供に触らせたいけれど、ちょっと位置が高すぎ。
シートンの原画は、キツネが一枚だけだった。
帰りに日本館に向かっていたら、全球型映像施設「シアター36○」が始まるというので、初めて球体のシアターに入ってみた。球体の中央にある通路に立って映像を見るのだけれど、同時に360度を見るのは無理だ。
今回のプログラムは、「マントルと地球の変動?驚異の地球内部?」 と 「海の食物連鎖?太陽からクロマグロをつなぐエネルギーの流れ?」 の2本の連続上映で、プランクトンやイワシの群に囲まれているような気分になった。
出口に向かうと日本館(旧本館)で、「ものづくり日本大賞」を受賞した製品を展示する「もの作り展」が開催されていて、100ミクロンの血管を縫合できる針など、最先端の製品が並んでいた。
きたきつねが面白いと思ったのは、経済産業大臣賞を受賞した「スキャナー常識を破るあらゆる物体表面の画期的質感デジタル化を実現したスキャメラ」だ。スキャメラは立体物のスキャナーで、竹をスキャンして印刷した紙を貼った筒が置いてあったけれど、触らなければ、印刷したものとは絶対判らないくらい良くできていた。
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コメント
定年ですかー。それも僕の誕生日に!
すっかりそちらに根をおろしたんですね。
これだけ趣味があれば退屈しないでしょう。
僕は定年ありませんが、これを機会に耳順を考えてみます。
お疲れさまでした。
投稿: ビン | 2010/03/26 06:40
国立科学博物館、懐かしいなぁ~
たくさん説明してもらえた私はラッキーなこぎつねだったんだね:)
投稿: 2nd こぎつね | 2010/03/26 11:15
ビンさん
仕事がないと生活のリズムができなくなるのでちょっと心配です。一日ダラダラとなってしまいそうです。
手に技術があれば定年などはないのでしょうが、しがないだだの物好き老人では、消えるしかありません。
投稿: きたきつね | 2010/03/28 20:36
こぎつねちゃん
素直なこぎつねばかりではなく、めんどうな爺と思われることも多いのです。
投稿: きたきつね | 2010/03/28 20:37
それは言えてるかも。笑
でも、最近は知らない人と話してはいけないと教えられているから、しょうがないのかもしれない。
でも、その物好きを子どもたちのためにも、生かさない手はないと思いますよ。
投稿: 2nd こぎつね | 2010/03/31 01:56