コーヒーを飲むと脳卒中になり難い?
先月アメリカのサン・アントニオで開催された国際脳卒中学会で、「中高年の男女におけるコーヒーの摂取は、既知の脳卒中危険因子や生活習慣とは独立して、脳卒中のリスクを約30%も低下させる」という英ケンブリッジ大学のYanmei Li氏の研究の発表があったということだ。
コーヒーを飲む人は、飲まない人に比べて脳卒中を発症するリスクが29%も低いことが2万人規模のコホート研究によって示された。コーヒー嗜好以外の生活習慣や年齢・性別などの影響は認められず、コーヒー自体になんらかの好ましい作用がある可能性があるという。
摂取量別の解析では、HRはコーヒーを1日2杯、もしくは3~4杯程度飲む人で低く、1日1杯だけ飲む人や5杯以上飲む人では若干高くなる「Uカーブ」が 認められた。また、コーヒー摂取者におけるHRの低下は、レギュラーあるいはインスタント、カフェイン入りあるいはカフェイン抜きの別にかかわらず認めら れた。
疫学的な調査だけれど、きたきつねように毎日コーヒーを3~4杯飲む人には朗報だ。何でもリスクが低い方が良いに決っている。
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