ひと目で見分ける287種 野鳥ポケット図鑑
本は雑誌をのぞいてほとんどAmazonなので、久し振りに書店の文庫売り場を見ていたら、新潮文庫のコーナーで久保田修さんの「ひと目で見分ける287種 野鳥ポケット図鑑」を見つけた。
トゥィッチャーと呼ばれる珍鳥マニアの見るような鳥は載っていないけれど、日本国内で比較的容易に見ることのできる287種の野鳥のフィールドガイドだ。文庫版なので、非常にコンパクトで、散歩の時にポケットに入れておいても邪魔にならない。
この本の特徴は、287種の野鳥が精密なイラストで描かれているところと、生息場所、季節などがわかりやすく表示されているところだ。
野鳥の識別は、写真図鑑よりもイラスト図鑑が良いのは、写真ではわからない識別点もはっきりわかるからだ。写真は、個体差がでてしまうこと、野鳥は写真を撮るときに都合の良いポーズを撮ってくれない。イラストだと、平均的な種の特徴や見えないところも見せようにデフォルメすることもできるからだ。
この本の生息場所は、南北方向と標高の二次元の図で示し、その図に見える季節を色を変えて表示している。これはちょっと便利かも知れない。
なんといっても文庫版なので、値段が安いことだ。これからバードウォッチングを始めようとしているひとには最適だろう。
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