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2010/05/19

口蹄疫に非常事態宣言

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南からの湿った空気が吹き込んで、午後遅くから雨になった。

宮崎県の口蹄疫は、東国原知事が非常事態宣言を出すほど深刻になってきた。県の家畜衛生関係での初動のミスも明確になってきて、現場の危機管理に汚点を残した。

そんなことは言っていられない状況で、国は半径10km圏内の牛と豚の全頭殺処分を決定した。対象は20万頭になる。殺処分を経験したことのない獣医も多いし、人手、埋設場所の確保などこれから、これまで以上に大変な作業が続くようだ。

ここで防疫できなければ、隣接する熊本、鹿児島両県に感染が広がる可能性があって、日本の畜産生産に重大な影響がでることになる。

飛行機などの長距離輸送手段があるため、思わぬ所からの感染の可能性も無視できないことから、他の畜産生産道県では、真剣になってきているようだ。

北海道や千葉など養豚、酪農が盛んな地域感染が飛び火すると考えると、身が縮むようだ。

政権を担当したことがない民主党の危機管理の脆弱性がでてしまったような気がする。反官僚で政権を運営しようとしているために、専門家集団の役人を上手く使えていないことも問題だろう。

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