映画「RAILWAYS 49歳で電車の運転士になった男の物語」
昨日公開の「RAILWAYS 49歳で電車の運転士になった男の物語」をイイアスつくばのMOVIXで見てきた。監督は、「ALWAYS三丁目の夕日」シリーズの錦織良成監督、主役の筒井肇を中井貴一、母親の絹代を奈良岡朋子、妻の由紀子が高島礼子、娘の倖を本仮屋ユイカ。
島根から東京に出て猛烈エリートサラリーマンになった男が、母親の病気と友人の死を契機に、将来を保証された仕事を辞めて、49歳にして一念発起して子供の頃からの夢だった地方電鉄の運転手になるという話。
リストラを断行する仕事中毒のサラリーマンが、田舎に帰り電車の運転手になって、日々の仕事をしていく中で、だんだんと優しい顔になってくる主演の中井貴一の演技がすばらしい。
きたきつねは、20代で父親を、30代で母親を亡くしてしまっているので、親孝行をしそこねたので、このような映画を見ると涙が噴き出してきてしまう。それでなくても涙もろいのに。
毎日、毎日同じことを繰り返しながらその中で人びとの生活を支えていく仕事で社会が成り立っていることを鳩山総理は理解できないだろうなぁ~。
ストーリーに無理が無く、映像も自然でとても良い映画だった。見に行って良かった。
最後で、主人公の筒井が病院の支払いを終えて帰ろうとするところに、看護師がハーブティーの包みを持ってきて、奥さんが何度も来て母親にハーブティーを入れていったという話をするところは、全体の流れの中で非常に違和感がある。
何度も来ていれば、母親や娘から話がでるだろうから、最後までわからないというのは、おかしいだろう。非常に不自然だ。映画全体が非常に自然な流れだったのに非常に残念だ。
きたきつねも、子供の頃札幌市電の運転手になりたかったことを思い出した。
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