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2010/06/19

映画「ザ・ウォーカー」

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今日もシニア料金で映画。

予告編を見て面白そうと思ったデンセル・ワシントン主演の「ザ・ウォーカー」を見に行ってきた。

最終戦争で全てが破壊尽くされた米国大陸を横断して1冊の本を西海岸に届ける男の話なのだけれど、そっれなりに面白かったけれど、ちょっと期待はずれだった。

30年前に最終戦争があって、強力な紫外線が地上に降り注ぎ、地下や建物の中で運良く助かった人が生きているという設定なのだけれど、どうみても10年後くらいの感じだ。

使われたのが水爆なのだろうか。中性子爆弾だと、地下にいても確実に死が待っているし、そこのところはぼかかされている。

残された人びとの暮らしを見ていると、30年間も全くものを作り出す努力もせず、残されたゴミを漁る生活が続いているというのもおかしい。

東海岸から30年もかかって歩くのかという疑問もでてくる。主役のエリーが、拳銃、ショットガン、巨大なナイフで座頭市のようにバタバタとならず者を殺すというのも、元スーパー店員だったからスーパーマンということなのかと思ってしまう。

荒れ果てた荒野を進むと、独裁者の支配する町があるのだけれど、どうも西部劇にでてくる田舎町のイメージになっている。

大気のオゾン層が破壊されて強力で有害な紫外線が降り注いでいるので、人びとは外に出るときにサングラスをしているのだけれど、服装は半袖のまま。紫外線で皮膚が大変なことになるのではないか。それもメラミン色素の少ない白人ではと思ってしまう。

これは米国の宇宙物と同じで、スターウォーズでも宇宙服など着ていないから、そのような設定なのだろう。

最後に途中から一緒に西に向かう娘が、独裁者一味が乗ってきた自動車を奪ってエリーと西に進むのだけれど、「これ以上追うと燃料が足りなくなって帰れなくなる」と子分がいって、追うのをやめたのに、エリーを乗せて延々と走ることができるというのも不思議だ。

エリーが運ぶ一冊の本というのは、予告編を見たときに聖書に違いないと思ったけれど、これは当り。原題が「THE BOOK OF ELI」とあって、キリスト教国においてTHEが付く本は聖書しかないだろう。

途中、聖書が最終戦争の原因となって、焚書されてしまったということがわかるが、どうなるとハッチントンではないけれど、文明の衝突が原因ということなのだろうか。

ただこの聖書が、最後にただものではないことがわかるというのが、味噌で非常に意外な展開だった。最後は米国映画らしいエンディング。

まじめに見ていると、全体的にもうつじつまの合わないことばかりで、頭が痛くなるけれど、単純に未来西部劇と考えるといいのだろう。

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「ザ・ウォーカー」★★★☆ デンゼル・ワシントン、ゲイリー・オールドマン、ミラ・クニス、ジェニファー・ビールス出演 アレン・ヒューズ、アルバート・ヒューズ監督、118分 、2010年6月19日、10,アメリカ,角川映画、松竹 (原題:THE BOOK OF ELI )                     →  ★映画のブログ★                      どんなブログが人気なのか知りたい← 「やはり人類には明るい未来というのは 無いのだろうか、 ここで描かれるのも、たぶん... [続きを読む]

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