虫のフリ見て我がフリ直せ
解剖学者の養老孟司さんとキャッサバの育種家の河野和男さんの対談集「虫のフリ見て我がフリ直せ」を一気に読み終えた。
二人とも昆虫が共通の趣味で、昆虫の分類の話から、進化論、ID、ネオダーウィニズム、分子生物学、社会論、文明論、宗教論と論断風発、尽きることがない。
DNAや遺伝子にばかり目がいってしまい、生命における細胞の役割など考えたこともなかった。
無知蒙昧のきたきつねは、目から鱗がボロボロと音を立てて落ちてきて、何度も読めなくなって、読み返してしまった。
途中に、大切な問題についてはコラムがあって、きちんと説明されているたので、ありがたかった。
それにしても、養老孟司さんは、どの著作を読んでも全くぶれることがない。
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