今回の展示は、滝平二郎さんの初期の木版作品から、きりえと木版を組み合わせた作品、きりえの作品と時代を追った展示で、点数も161点と非常に多く、興味深いものだった。
一人の作家のスタイルが確立するプロセスが、これほどよく判る展示はまれに見るものではないだろうか。
展示は、木版画、絵本原画の世界、切り絵の魅力というふうに作品が並んでいた。
展示の後半の「切り絵の魅力」は、朝日新聞日曜版に掲載された作品を中心に、作品を四季に分けた展示となっていて、発表の時系列ではなく、季節で見ることのできるのも良かった。
まだ、会期があるので、一見の価値はあると思う。
明日は葬儀のために札幌に向かうことになる。
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