茨城県立近代美術館「耳をすましてー美術と音楽の交差点」
帰り道時間があったので、水戸の茨城県立近代美術館で開催中の「耳をすましてー美術と音楽の交差点」を見てきた。
音楽を表現した現代美術の企画展で、サブタイトルが「見えない、聞こえない音を聞く」ということで、「見る」ことと「聴く」ことが交差する展示をめざしたという。
会場は、2部構成。第一部は、「音楽にあこがれる美術」で、音楽のある風景、特定の曲や作曲家をもちーふにしたりと多様な絵画作品が展示されていた。
入り口の正面で、三木富雄の大きなアルミの「耳」が迎えてくれた。シャガール、マチス、カンディンスキー、クレーなどのめずらしい作品が並んでいた。
第二部は、「音楽と交差する美術」で、現代美術作家の視覚と聴覚両方に訴える「面白い」作品が並んでいて、いくつかの作品は、参観者が叩いたり、ねじったりと参加できるものもあった。
金沢健一の「音のかけら−取り出された542の音のかたち」は、マリンバのバチが置いてあって、鉄板を切った作品を叩いて音をだすことができた。
一番良かったのは、1階のエントランスホールにおかれていた藤木由紀夫の「EARS WITH CHAIR」で、椅子に座って、長いパイプを耳にあてると、人の話し声や足音、周りの音が不思議な響きで聞こえてくる。
地方の美術館も頑張っている。
美術館に入るために駐車場に入ろうとしたら、右翼の街頭宣伝車がいて県民センターの前に機動隊が並んでいてなんだろうと思ったが、日教組の全国教研集会が開かれていたということだ。
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コメント
ご来館いただいたのは23日でしょうか。
ありがとうございました。
また,ブログで当館の展覧会の内容をご紹介いただきありがとうございます。
当館でもブログを開設していますので,お時間がありましたら,のぞいてみてください。
http://plaza.rakuten.co.jp/momaibk
投稿: 茨城県近代美術館 | 2011/01/25 17:11