映画「ソーシャル・ネットワーク」
ゴールデングローブ賞の6部門にノミネートされて話題になっている映画「ソーシャル・ネットワーク」を見てきた。
企業価値が250億ドル 5億人が利用するソーシャル・ネットワークの「Facebook」が出来上がっていく過程を描いたものだ。
ハーバド大学の学生マーク・ザッカーバーグが親友のエドゥアルド・サベリンと女の子にもてたいと作り始めたFacebookが、巨大サイトに成長していき、数億ドル単位の利益をだすベンチャー企業として行く中で、友情の破綻、アイデアを盗用されたとする訴訟におわれるようになる。
巨大なビジネスになると目をつけたナップスターとプラソの創始者ショーン・パーカーの先見性とそれを理解するマーク・ザッカーバーグと、それを理解できない共同経営者のエドゥアルド・サベリンの対比は面白かった。
マーク・ザッカーバーグのコンピューターオタクの学生で、女学生と会話が成り立たないところから始まって、世界最年少の億万長者になっていくのを、アメリカの学生社会の一面も見せながら話が展開していくのだけれど、それが非常にスピードがあって集中が必要で珍しく映画を見て疲れてしまった。
それにしても、アイデアはあってもプログラムを組んで動くようにしたマーク・ザッカーバーグは天才なのだろう。アメリカは、巨大な富を生む可能性を理解してベンチャー企業が起業することに投資する投資家がいるということも重要な要因だということだろう。
きたきつねは日頃からITに接しているので、映画の中ででてくるIT関連用語は気にならなかったけれど、いちいちIT用語を理解しながら映画を見ようとすると、うんと疲れるので、ストーリーだけを見るといいだろう。
原作はBen Mezrichの「The Accidental Billionaires: The Founding of Facebook: A Tale of Sex, Money, Genius and Betrayal」
で、フェースブックから追い出されたエドゥアルド・サベリンの視点で書かれているということだ。
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