映画「太平洋の奇跡」
竹野内豊主演の映画「太平洋の奇跡 フォックスと呼ばれた男」を見に行ってきた。
第二次世界大戦のサイパン島で、日本軍玉砕後512日に渡って、民間人を守りながらゲリラ戦を指揮した大場陸軍大尉の実話に基づく映画だ。
サイパン島は、日本軍玉砕の時に、多くの民間人が飛び降りたバンザイクリフや本土爆撃のB29の発進基地として有名だけれど、大場大尉の話は知らなかった。
原作の元海兵隊兵士Don Jonesの「Oba, The Last Samurai Saipan 1944-45」を生かしているので、アメリカ軍から見たシチュエーションになっている。
アメリカ軍は大場大尉の巧妙な戦い方を
評してフォックスと名付けて恐れから、尊敬に変わっていたようだけれど、映画ではフォックスを印象づけるエピソードが2つ程しかないのが非常に消化不良の感じがした。
フォックスとしての活動のエピソードがきちんとなければ、ただ時間の経過しか判らない。
食料も少なく、水も不足する島で500日以上も戦った兵隊や民間人が、血色がよく健康そうというのは、仕方がないのだろう。
中島朋子だけは、痩せて、肌が荒れた感じになっていたのは、流石だ。
堀内今朝松一等兵の唐沢寿明は、頭を丸めたヤクザ者という役所で、彼らしいはじけ方をしていた。きっと楽しかったのではないだろうか。
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