地震から4日目
今日は「ホワイトデー」だけれど、それどころではない感じ。
昼前に南向きの風が吹き込んで、気温が20度近くまで上昇した。4月中旬の陽気になった。今日も強い余震が続いていて、時折突き上げるような揺れが来る。
今日から東京電力の「計画停電」が始まったが、停電に合わせて交通機関や商店などが運休、臨時休業などの対応を取ったにもかかわらず、実際には停電は、第5グループの一部しか実施しなかったために、混乱が起きている。それにしても、今回の地震の被災地の千葉の旭や銚子などが停電の範囲に入っているのは、酷いだろう。
JRなどは、「計画停電」の発表が遅かったので、駅舎や信号、踏切など東京電力の電力を使っている場所がはっきりと判るのに時間がかかり、運休が大幅に広がってしまった。
通勤、通学の足が大きく混乱していたのに、停電は実施されず、東京電力への不信感は一層高まったのではないだろうか。
計画停電を実施するならば、電力需要に関係なくきちんと実施することが必要ではないだろうか。停電するのかしないのか判らないというのは、混乱するだけだ。
計画停電は、5グループでローテーションで実施するということだけれど、交通機関にとっては、ダイヤを組み換える作業が必要で、それほど簡単ではないだろう。他の業種や工場についても同様だろう。
東京電力は、社会の複雑なシステムを全く考慮せずに、机上の空論で計画停電を決めたとしか思えない。
福島第一原発の3号機は水素爆発を起こしてしまった。2号機についても、冷却水の注入が上手くいかずに、炉心溶融が起きてしまったかもしれない事態になっている。現場は被爆の危険性にさらされながら頑張っていると思うけれど、東京電力の対応は歯切れが悪く、信頼できないことが多すぎる。
被災地では、多くの人々が家を失い、避難所生活を初めているが、水、食料、燃料、衣料などが不足しているらしい。まだ、救援物質も届かない場所も多いようだ。
自衛隊や消防隊、警察による救助活動が本格化しているが、瓦礫や水の中での捜索は困難を極めているようだ。
この辺りでも、物流が滞っていて、さらに買い占めに走る人もいるようで、スーパーの食料品を中心にものがほとんど無くなっている。まあ、いつまでも続くこともないので、粗食に耐えることにしよう。
水も出るし、電気もあるので、被災地に比べてなんと幸せなことか。
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