今日はエプリールフール
福島第1原発の状況は、改善の方向がまだ見えてきていない。海外の各国は、事故対応への日本政府への不審感を増して、苛立を増しているように感じる。
突然、菅総理は原発建設と計画の中止を言い出しているけれど、波及する影響をきちんと考えなければならないし、社会システムの大きな変更にもつながることまでもイメージせずに、思いつきで口にしているだけのようだ。口から出た言葉は、いつまでも残ることを判っていないのではないか。
養老先生のいうように、人は変わるけれど、口から出た言葉は変わらないということを、頭に入れながら、発言することが重要だろう。菅首相は、社会運動家の時のように実現する可能性のないことでも、運動推進のフレーズとして口にだしても、だれも本気にしていなかったけれど、今の立場は全く違うことがわかっていないということだろう。
朝日新聞の朝刊で、三菱総研の小宮山理事長が自然エネルギーの利用を図る方向に進むべきという話を述べている。でも、小宮山理事長は、あくまでも現在のエネルギーシステムを維持するということを前提にして、自然エネルギーを使おうと考えている。
でも現在使っている膨大なエネルギーを自然エネルギーで供給するためには、地球の環境まで破壊することになることが想像できないようだ。
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