ペンキは体から遠いところから塗れ
きたきつねの家にはウッドデッキがあるのだけれど、2年前に塗り直した木材保護塗料がだいぶ劣化してきたので、塗り直すことにした。
耐候性があって、防虫・防腐・防カビ効果が高いといわれている「キシラデコール」を最初から使っていたので、ちょっと値段が高いけれどキシラデコールを買ってきた。
最初の塗り替えは、水を流してデッキブラシで清掃してから、キシラデコールを塗ったけれど、キシラデコールは浸透性がいいので、ゴミを取るだけで塗ることにした。
ペンキを塗る時にいつも心がけているのは、「ペンキは体から遠いところから塗れ」ということだ。これは、箱などを塗る時には、体から一番遠い箱の底から塗り始めるということだ。そうすれば、体を汚すことなく、奇麗に塗装作業ができる。
これは、大昔きたきつねがペンキ塗りのアルバイトをしていた時に、職人の親方に教えてもらったことばだ。
鉄骨の枠のペンキ塗りをしていたら、親方が「学校出ても、ろくにペンキも塗れないのか」といいながら近づいてきて、「ペンキは体から遠いところから塗るもんだ」といわれた。何のことか判らなかったので、聞いたら、教えてくれた。
素人はペンキを塗る時に、目の前の見えるところから塗ろうとするから、裏側とか内側を塗ろうとすると、乾く前に塗ろうとすると体にペンキがついてしまう。体を汚さないためには、先に塗った塗料を完全に乾くまで待たなければいけないので、作業能率が悪くなる。
だから、体から一番遠いところから塗るのが一番効率的で、奇麗に塗ることができることになる。親方のいうには、「体を汚すような職人は半人前だ」ということだ。
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