映画「英国王のスピーチ」
先日から行きたいと思っていたけれど、上演時間が合わずに見逃していた、映画「英国王のスピーチ」を見にいってきた。
アカデミー賞の作品賞、主演男優賞、脚本賞、監督賞を受賞しただけに、非常に良い映画だった。
第2次世界大戦前夜の英王室の国王のごたごたから、王位継承権第2位の吃音をかかえた王子が国王になり、言語療法士の指導で吃音を矯正して、対ドイツ開戦の国民の心に訴える演説をするという内容で、ストーリーに無理が無く、リアリティーも十分だった。
国王も人であり、吃音というコンプレックスを克服していく過程と、責任が人を作っていくことがよく判る。
英国王が、日本の天皇よりもずっと早くから象徴として役割を果たしてきたということが、きちんと描かれている。
教訓めいたところはないけれど、自分の心の問題は、誰かの手助けがあっても、自分で解決するしかないということもよく判るだろう。
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