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2011/05/08

東京国立博物館 特別展「写楽」と「手塚治虫のブッダ展」

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東京国立博物館では、始めに東日本大震災の影響で会期が延期されて5月1日から始まった「写楽」を見ることにした。

会場は2カ所に分かれていて、第一会場は、写楽の役者絵と同時期に歌麿、豊国、師宣などが描いた役者絵との比較、保存状態による浮世絵の色の変化の比較などを含めた展示になっていた。

第2会場は、写楽の現れ消えた10ヶ月を4期に分けて、作品の変化を含め、ほぼ全作品が展示されていた。

今回の展示は、最近の研究結果をふまえたもので、世界中の美術館、博物館の所蔵する写楽を集めていて、これだけの点数の作品を一度に見ることができるのは、滅多に無い機会だと思う。眼福というしかない。

この展示を見て非常に残念だったのは、きたきつねが歌舞伎のことをほとんど知らなかったことで、歌舞伎の知識があるともっと面白かったのに。

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「手塚治虫のブッダ展」は、通常は仏教の伝来に関する展示をしている本館の特別5室で開催されていて、コンパクトな展示となっている。

ブッダの誕生、苦行、悟り、涅槃の4期に分けて、手塚治虫の「ブッダ」のマンガの原画と本物の仏像や仏教彫刻を対比して展示するという、これまでの博物館では出色の企画になっている。

手塚治虫のマンガの原画を初めて見たが、非常に精緻でびっくりした。

5月28日から「手塚治虫のブッダ」というアニメ映画が放映されることもあって、企画されたようで、お得な映画と展覧会のコラボチケットもあるようだ。

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