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2011/06/17

こぬか雨降る

110617_1

今日は「砂漠化および干ばつと闘う世界デー」、「おまわりさんの日」。

こぬか雨降る梅雨寒の一日。

首と腰の調子が悪いので、早退して整形外科で牽引治療を受けてきた。

今週の週刊文春の「阿川佐和子のこの人に会いたい」は、スープの会の辰巳芳子さん。スープは、簡単に、円満な栄養を摂ることのできる料理というのは説得力がある。

新しい料理を作ってみようとひらめいた時のことについて。辰巳さんは「だから私はね、ひらめきって、思いつきとまったく違うと思っているんです。知識と経験に裏打ちされて生まれるのが、ひらめき。単なる思いつきは迷惑ですよ」と語っている。この言葉をみて、先日読んでいた前田英樹さんの「ちくま」に連載中の「剣の法 8<陰>であること」に、陰流の「猿廻」の説明を思い出した。

「猿廻」も型で、際限のない反復稽古から、一種の跳躍が生まれるというところが、辰巳さんの「ひらめき」と同じことをいっているような気がする。

型をいくら稽古しても、跳躍がなければ、真剣勝負で渡り合う時には死を得ることになるということだろう。料理は、生き死には無いかもしれないが、極意は同じということか。

さらにおぼろげながら思い出したのが、内田樹さんの「日本辺境論」に紹介されている澤庵禅師の「石火之機」だ。これも同じことをいっているのだはないだろうか。

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