映画「奇跡」
予告編を見ておもしろそうだったので、映画「奇跡」を見てきた。
ロードムービーとして、スジは非常に単純でプロット一つ一つは良くできていると思うけれど、設定に無理があるところが所々にあって、気になってしまった。タイアップ映画として無理をしているところなのだろうか。
どちらにしても、主演の前田兄弟の自然な演技に助けられたといっても良い映画だった。
大塚寧々、夏川結衣のお母さんは、好演していると思う。特に、夏川結衣の夢破れて、スナックのママになった風情は、彼女しか出せないような気がする。
りりぃが、田舎のおばあさん役で出ていた!
映画は、監督の想像力とそれを映像化するスタッフの想像力によるから、監督とスタッフの想像できる範囲を越えることはできない。
観客を上手く騙せる想像力を持っている監督の作品が、名作といわれるものだろう。この映画は、観客の期待にどこまで答えられたのだろうか。
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