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2011/07/02

映画「デンデラ」

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浅丘ルリ子主演の姥捨てをテーマにした映画「デンデラ」を見たいと思ったけれど、つくば・土浦エリアでは上映しているところがなかったので、守谷市のロックシティーのワーナー・マイカル・シネマズまで見に出かけた。

明治時代の東北地方のある集落では、70歳になると山に捨てられるという姥捨ての習慣があって、一人の老婆カユが山に捨てられる。

カユは、100歳になるメイが作り上げた共同体デンデラで暮らす老婆達に助けられる。メイは自分たちを捨てた村を破壊する計画を立て実行に移そうとしている。そこに冬眠せずに穴もたずになった巨大熊が出現して、デンデラを襲いつぎつぎと老婆を殺戮していき、メイの復讐計画は頓挫する。

仲間を殺した熊を殺そうと立ち上がった老婆が、熊と戦いを繰り広げるのだけれど、この熊が出現してから、ストーリーが変になってきて、何がテーマなのかよくわからなくなってしまった。

主役のカユが、最後に自分が囮になって村に熊を引っ張っていったのは、村に対する復讐なのか、特に最後の部分が何を意味しているのか分からなかった。この映画で巨大熊は、何を象徴しているのだろう。

野生動物は、無駄な殺戮はしないのが普通なのだけれど、この巨大熊というのは、老婆たちに恨みを持っているように、際限なく殺戮を続けるというのは違和感があった。この巨大熊というのが、大きさから見るとツキノワグマではなく、どうもヒグマのような感じで、舞台は東北のどこかで北海道ではないとおもうけれど、

昔、東北地方では飢饉が来ると、村を捨て山に入って、木の実を拾い、動物を狩ることで、生き延びることができたと言われている。年貢に苦しむよりはましだったのだろうし、縄文的な暮らしであれば、山は豊かだったという証拠になる。

姥捨てについても、実際は村から離れて自活することは黙認されていて、捨てられた老人たちが共同生活をしていたという話もあるから、デンデラは荒唐無稽の話ではないと思う。

出演者の女優は、1933年生まれの草笛光子を筆頭に、浅丘 ルリ子71歳、山本陽子69歳、赤座 美代子67歳、倍賞 美津子65歳、山口 果林64歳と皆さんスッピンで頑張っているのが印象的だった。

雪の山の中での撮影は、年寄りには大変だったろう。

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