北杜夫「マンボウ 最後の大バクチ」
八戸に行く時に上野駅の売店で先日亡くなった北杜夫の最後の文庫「マンボウ 最後の大バクチ」 (新潮文庫)があったので、買って新幹線に乗り込んだ。
帰りの新幹線の中で読み始めて、途中寝てしまったので、今日の通勤電車の中で読み終えた。240ページの本を読み終わるのに随分かかってしまった。本当に読書力が落ちてしまった。
躁鬱病を全面に押し出した、腰痛と歯が悪い不良老人が、本当にギャンブルで好き勝手をしている。でも老人になったら、これくらいしてもいいだろう。
きたきつねは、競馬、競輪、競艇、カジノなどには興味が無いけれど、どうして無一文になるまでお金をつぎ込むことができるのか不思議でならない。
北杜夫は何度も躁鬱を繰り返し、色々な失敗をちゃんと分析して、記録としてマンボウシリーズを書き残してくれたともいえる。
文庫版の解説は、精神科医で老人党のなだいなださんで、北杜夫が躁鬱病と書きまくったことで、臨床医は「北杜夫と同じ病気」ということで、治療がしやすくなったのではないか、北杜夫の書いたものを読めば、躁鬱病の患者の家族に対処の仕方が見えてくるのではないかとも書かれている。
この本を読んでいると、きたきつねもマンボウ先生程激しい躁ではないけれど、常に躁状態にあるような気がしてくる、躁躁躁鬱くらいの感じだろう。
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