映画「ALWAYS三丁目の夕日’64」
体調も回復傾向にあるので、夜になって五十歳夫婦割引につきあって、今日封切りの映画「ALWAYS三丁目の夕日’64」を見にいってきた。
「ALWAYS三丁目の夕日」シリーズも3作目ということで、ビッコミックオリジナルの「三丁目の夕日」の原作者の西岸良平さんの世界からどんどん離れて、別のドラマになってきた。原作を再現しようとして苦しくなった「二十世紀少年」よりはましだろう。
昭和30年代の東京の街の暮らしのドラマということでいいのだろう。
今回は、ストーリー自体は、これまでの作品の中で一番良かったのではないかと思う。東京オリンピックを開催し、高度成長期の入り口に立った日本社会の変化がはっきりしてきた時代の風を上手く表現できているのではないか。
だた、前作でも同じだったかが、セットが自動車を含め50年後の商品を並べた骨董市のままというのはいただけない。ダイハツミゼットは、あんなゴミではない。
1964年(昭和39年)はきたきつねが15歳、同時代を生きていたから、よく判るだけにイライラしてしまう。ハリウッド映画では、徹底的に時代を再現することだろう。日本映画の低予算の限界なのだろうか。
茶川ヒロミの生んだ子供が、紙おむつをしていたのを見てしまった。CGも同じで、これまでの中ではまだましなのだけれど、細かなところで粗がでている。それに質感が安っぽすぎる。
オリンピックの時に上空に五輪の輪を描いたブルーインパルスのF-86Fが、輪を描き終わって手前に飛んでる時の機体のいい加減さは酷すぎだ。オリンピックの時のブルーインパルス機体の塗装は初期チーム機なので、下の正式塗装機とは、違っているけれど、ちゃんと資料があるのだから、きちんと描いて欲しかった。
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