定年退職後の仕事
先日、大昔東京で勤めていた会社の知り合いと偶然会って、少し話をした。
当時の同僚も定年を迎えているという話で、再雇用で週何日かきている人が多いらしいのだけれど、出勤日でない時や、休日にまで出勤している人がいるということだ。くる必要がないのに勝手に来ているらしい。
会社人間で40年近く働いていて、趣味は仕事(?)で自宅のある地域との接点も無く、自分のいる場所がみつけられないのかもしれない。なんだか寂しい感じがする。
そんな人は、再雇用の期間が終わったとき、永遠に仕事を続けなければいけないのだろう。濡れ落ち葉、ワシも族と呼ばれてしまうのだろう。
さらに単身赴任が長いと、自宅に自分のいる場所さえなくなってしまっている人もいるらしい。
きたきつねは、ひょんなことからフルタイムで働かなければいけなくなったけれど、残業、休日出勤はしないように心がけている。というよりも、したいことが沢山あって終業時間になると即駅に向って職場を後にしている。
本当は週3日くらいが理想的なのだけれど、当面無理のようだ。
創造的な仕事は無理だけれど、だいたいルーチンの仕事は、時間内に終わらすことができないことはほとんどない。大体の仕事は、効率よく処理する工夫をして、集中すれば短時間で終わらせることができるものなのだ。
ダラダラと仕事をしている気分に酔っていると、仕事が趣味になってしまうのだろう。
会社は、定年退職後に再雇用したひとに、十年、二十年といった展望を持った仕事を期待していないし、経験である程度はできても、気力、体力的にどんどんできなくなることも多くなる。
仕事だけでなく、もっと楽しいことや興味のあることをしなければ、人生仕事だけというのは悲しいと思う。
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