めでたさも中くらいなり
朝日新聞の夕刊の3面のトップに「水道で発電 浸透中」という記事。水道の送水圧力を使ったマイクロ発電の話題で、マイクロ発電に注目した記事となっている。
小さくても、安定した電力が得られる小規模の水力発電は、自然エネルギー利用のホープだと思う。小規模だからこそ、地元で消費することでメリットが出るから、地産地消エネルギーといってもいい。
記事の中に「東京発電株式会社」というマイクロ水力発電を推進している企業が出てくるが、実はこの会社は東京電力の子会社だ。
東京電力などの電気事業連合会は、昔は、小規模な水力発電ができないように、買い取り価格を抑えたり、法律改正などに抵抗するなど、いろいろ妨害してきたが、10年くらい前から、こっそりとマイクロ水力などを進めるようになってきている。
昨年の4月に「小水力発電に朗報」という記事を書いたけれど、3月に電気事業法施行規則の一部を改正する省令等について改正があって、小規模な水力発電が比較的簡単にできるようになっている。
これで、電力会社が、系統連携をもっと簡便にできるようにしてくれると、もっと小規模な水力発電が普及するはずだ。それよりも、発送電分離が実現できれば、系統連携が楽になるはずだ。
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