動画で見る炉心溶融
独立行政法人・原子力安全基盤機構が、原子力の専門家向けに作成していた炉心溶融のシミュレーションの映像を見つけた。
動画のシミュレーションの前提は、「沸騰水型でマーク1格納容器を使用した原子炉で圧力容器につながる大きな配管の破断で停止直後の原子炉内から水が全量抜けてしまった」というもので、随分前にこのようなことを想定されていたということだ。
福島原発での事故の状況に近いのだはないか。
原発は、自分で発電している時には電気は有り余る程あるけれど、一度停まると外からのエネルギー供給がなければ、どうにもならないシステムなのだ。
脱原発しても、核廃棄物を数万年間管理しつづけなければならない。コントロールできなければ、地下に閉じ込めておいても、地上での被曝が避けられない。
これから到来する資源・エネルギーが枯渇する時代に数十年でも本当に核廃棄物を管理し続けることができるのか、じっくり考えなければならない。
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