オフィスの床の上にアダンソンハエトリ
「ザ・ピーナッツ」の伊藤エミさん71歳が亡くなっていたというので、懐かしい人が亡くなったと思っていたが、今日は「ドンキーカルテット」の小野ヤスシさん72歳が癌で、俳優の地井武男さん70歳が心不全で亡くなったという。
一回り上の世代が亡くなると、きたきつね達もそろそろ消える時期が近づいて来たという感じがする。
東邦大学医学部の元准教授が約19年に発表した論文212報のうち少なくとも172報が捏造だったというニュース。捏造がないと断定できた論文は、共著者として出した3報だけというからすごい。
捏造が見破れないというのは、論文の審査システムがいかにインチキかが判る。昔、きたきつねも論文の審査をしていた時に、全く読まずに掲載可の判定を某大学の教授がいた。
きたきつねが不可とした酷い論文でも通してしまうので、怒ったことがある。
京都大学大学院薬学研究科の辻本豪三・元教授(59)が、物品を架空発注して公的研究費を業者に管理させる「預け金」などの不正経理を行っていた疑いが明らかになった。東京地検特捜部は業務上横領容疑で京大を捜索し、元教授から任意で事情を聞いているらしい。
元教授は自己都合を理由に28日付で京大を辞職したということだが、このままだと退職金が支払われてしまう。
一部の研究者に公的資金が集中する傾向があって、だぶついた研究費を使い切れないので、不正が横行していて、文科省では研究費の不正使用を防ぐガイドラインをだして、大学も対応して来たが、不正使用が後を絶たない。
大学の研究者と予算に対して、事務や経理担当の職員が異様に少ないことが背景にあるのではないだろうか。
国立大学では、定員削減を、教官ではなく、技術職員や事務職員の削減で対応して来たので、管理部門にしわ寄せが来ているのではないだろうか。
科学研究費補助金などは、直接研究担当の教授や准教授などの個人の講座に振り込まれていた時期もあって、不正経理の温床になっていたので、今は大学の口座に振り込まれるようになったらしい。
厚労省は、精神保健福祉法改正で、統合失調症や認知症などの人を強制的に精神科に入院させる「医療保護入院」で、入院時に義務づけられている家族の同意を不要としたり、入院中も患者の権利を擁護するため、患者が「代弁者」を選べる新たな仕組みの導入などを盛り込んだりする方向を決めたようだ。
重度の統合失調症や認知症の患者をもった家族にとっては、随分楽になるのではないだろうか。
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