代々木公園10万人集会
今日は「海の日」、「籔入り」、「盆送り火」、「閻魔賽日」。
3連休の最終日、猛暑の中夫婦で代々木公園で開催された「さようなら原発10万人集会」にいってきた。
前回よりも広い会場が用意されていたけれど、駅から会場への人の波は続いていて、会場は人で一杯。労組や各種団体はいたけれど、全く組織に関係のない一般の参加者が目立っていた。途中〇〇大学全学連という桃太郎旗があったので、今でも学生が頑張っているのかと見ると、きたきつねと同じ老人達だった。
風は強く、最初のころは砂埃が立っていたけれど、人が増えるに連れて風だけになった。主催者発表で17万人となった。もちろん警察発表は7万5千人。
1970年安保以降これほどの人があつまったことがあるだろうか。国民が集まっても「大きな音がする」程度の反応しかできない野田総理には、この集会の重さが判らないだろう。
選挙しか頭に無いから、多分小沢さんも同じだろう。
原発支持の新聞社は、前回の集会を報道しなかったけれども、ここまで来ると報道せずにはいられないだろう。会場の上を報道各社のヘリコプターが10機以上旋回を繰り返していた。
集会の前に小室さんが歌を聴かせてくれた。この歌で会場のベクトルがまとまった感じ。
予定には無い永六輔さん、佐高信さんが駆けつけてくれた。永さんはベーチェット病の闘病中で車いすを使っている。
絵を提供してくれてているアーティストの奈良美智さんも、プログラムになかったけれど挨拶していた。
鎌田慧さんの開催の挨拶。
13日の金曜日の首相官邸前の集会にも出現していた坂本龍一さんは「たかが電気のためになんで命を危険にさらさないといけないのでしょうか。子どもを守りましょう。日本の国土を守りましょう」と発言していたが、直ぐにツイターで揚げ足取りのツイートが流れていた。
未来も電気をふんだんに自由に使える保証がないのだし、電気は便利だけれど、今にこだわりすぎているから、「たかが電気」に過敏に反応するのだろう。
内橋克人さん。落合恵子さんの「原発を止めて、私たちは消えて行きましょう」という話が非常に良かったので、聞き惚れて写真を撮り忘れた。
大江健三郎さんは、多いに怒っていた。
澤地久枝さん
瀬戸内寂聴さん
広瀬隆さんは、原発が無くても問題ない程、昨年原発10基分もの自家発電機が供給されているという話から、
福井の中嶋哲演さんは、原発銀座の現地からの発言。
福島の武藤類子さんが、原発事故の被災地から切実な訴えをされていた。
政治も含めて、こんな日本にしてしまったのは、われわれの責任かもしれない。自然環境、エネルギーや資源も含めて未来の世代に残す義務があるのだから、冥土の土産に動かなければいけないと思う。
だから、思想信条を越えて、そして今まで動かなかった人たちが電車やバスを乗り継いで10万人集会に集まってきたのだ。サイレントマジョリティーが今動かなければ意味が無いだろう。
これから私たちにできることは、現在実施中の政府のエネルギー・環境会議のパブコメに対して「2030年に原発ゼロ」を記入し、コメントに「2030年では遅い」など記入することから始めよう。
100字に騙されて「今すぐ全原発廃炉」、「即時脱原発」などのコメントは、「2030年に原発ゼロ、15%、20から25%」の設問に該当しないので【その他】に分類され統計上無視される仕組みになっているらしいので注意しよう。
締め切りは8月12日18時だから、できるだけ多くのコメントを出そう。
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