映画「プロメテウス」
8月24日に始まった映画「プロメテウス」を見ようと、いつも行く劇場のスケジュールを調べたところ、一日日中二回の上映ということで、土浦のシネマコンプレックスまででかけた。
人類の起源を明らかにすることで、宇宙船プロメテウスに乗って衛星に到着して、巨大なピラミッドの中で、宇宙人”エンジニア”の大量の死体と奇妙な太鼓型の容器を発見するところから、恐怖が始まる。
全ての舞台廻しをアンドロイドのデイヴィッドが仕切って行くのが面白い。
地球の人類を誕生させた宇宙人が人類を滅亡させようとしているという設定で、スケール感はあるけれど、細かな部分でリアリティーが不足していて、必然性のないプロットが頻発するのが残念なところだ。
それよりも何よりも、帝王切開で自分の体の中から怪物を取り出した跡を外科用でとめて、走り回るという主役のエリザベス·ショウがすごすぎるというのだけが頭に残った。
監督がリドリー・スコットなので仕掛けがあると思ったけれど、最後の場面でタコのお化け動物に殺された宇宙人”エンジニア”の体からエイリアンが誕生する。そして、これからエイリアンシリーズが始まったことを暗示して終わる。
CGがなければこのような映画はできなかっただろう。先日の都立現代美術館の「特撮博物館」のような撮影は難しいと思う。
週刊文春のシネマチャートでおすぎが星を沢山付けた映画は、大体ピンぼけなことが多いけれど、この映画も星5つも付けていたので、今回もその通りで、今ひとつだった。
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