PENTAX Q+マウントアダプターQ
ようやくPENTAX QにKマウントレンズを付けることができる「PENTAX Kマウントレンズ用マウントアダプタ Q」
が発売された。
PENTAX Qは、レンズの種類が少ないし、サードパーティーがレンズを出す可能性は限りなくゼロに近いので、Kマウントレンズが使えるようにして欲しいという要望は多かった。
サードパーティーからPENTAX Q用のマウントアダプターは発売されているけれど、PENTAX Qはマニュアルモードでは電子シャッターになるので、カメラブレを起こしたり露光中に被写体が動くと、被写体が歪む現象が起こるという問題があった。
「マウントアダプターQ」は、アダプター内にメカニカルシャッター機構を内蔵しているので、奇麗な写真が撮れるようになった。
PENTAX Qは、35mm判換算でレンズ表記の5.5倍相当の焦点距離になるので、50mmレンズでは275mmの望遠レンズになる。
「マウントアダプターQ」を使えるようにするには、まずファームウェアを1.01から1.10にアップデートしなければならない。
新しいファームウェアで、アダプター内にメカニカルシャッター機構が動くようになるのと、焦点距離による手振れ防止機能の設定ができるようになった。
テストのために、Amazonで一番安いKマウントのズームレンズのTAMRON AF18-200mm F/3.5-6.3 XR Di II LD ASPHERICAL [IF] MACRO デジタル専用 ペンタックス用 A14Pを一緒に買って付けてみた。
このレンズを使うと、焦点距離は35mm判換算で99mm〜1100mmの超望遠ズームになる。マクロレンズにも使えるので、恐ろしいカメラが出現したことになる。
カメラの電源を入れると、最初にレンズの焦点距離を入力する画面がでてくるので、1100mmに設定して、テストのために屋外に。
テストで、ズームを1100mmにして池のカルガモを手持ちで撮ってみた。
実は、頼んでいた「PENTAX 三脚座」が届かなかったので、三脚に付けることができなかったというのが、手持ちの理由だ。
フォーカスエイドでピントを合わせるけれど、手持ちだと非常に難しいし、ピントの山がはっきりしない。エイヤと決めてシャッターを押した結果、天気が良かったので、なんとか見ることのできる画像になった。1100mmで手振れ防止機能が効くとは思わない。
次は、さらに遠くにいたコブハクチョウを撮ってみたけれど、もっとピント合わせが難しかった。三脚を使えば楽だろう。
建物の屋根を撮ってみたけれど、それほどブレていないと思う。
蛍光灯の照明で、室内で、1100mmで試し撮り。シャッタースピードが遅いので、やはりブレてしまった。
夜になって、「PENTAX 三脚座」が届いた。マウントアダプターが大きいので、カメラの三脚ネジが使えないので、三脚座が必須だ。
マウントアダプターに三脚座を付けて、これで三脚が使える。
新しいPENTAX Q10が発売されたので、PENTAX デジタル一眼 Q レンズキットは、2万円台になっているので、Kマウントレンズを持っているならば、5万円以下でカメラとマウントアダプターが手に入るので、是非おすすめだ。
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