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2012/11/09

日本の大学教育の問題

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今日は「太陽暦採用記念日」、「119番の日」、「ベルリンの壁崩壊の日」。

田中眞紀子文部科学大臣の新設大学の認可に絡む問題は、問題意識としては良かったのだけれど、手法が相変わらず思いつきだったというところだ。

そのことに関して、今朝のNHKラジオで森永卓郎が、大学の新設問題について、社会が高等教育を要求しているので大学は不足しているという内容の話をしていた。それは認識が間違っているのではないか。

大学は数があればいいということではなく、問題になるのは大学の質の問題で、質の高い教育内容で卒業生をだす大学が多くなればいいけれど、そうではないのが実情ではないか。

ローマ字で名前も書けないとか、分数計算もできないような工学部の卒業生を社会は求めていないはずだ。

きたきつねの友人が教えている工業系私立大学では、入学時の基礎学力がないので、授業が成り立たないので、入学後中学校レベルから数学などを教えてから、本格的な授業を始めているということだ。

もう一人の友人は、某私立女子大学の先生になって始めは携帯電話、ゲーム、お化粧などで授業が成り立たないのでビックリしたそうだ。それで、授業の最後に出席確認も含めて、授業内容のミニテストをすることにしたところ、授業を聴くようになったらしい。

高校から、卒業資格認定試験を義務づけて、その資格がなければ大学受験ができなくするといった対策が必要ではないか。

石川県内灘町室の畑で収穫直前のサツマイモ約1000株が盗まれていたというニュース。内灘町周辺の砂丘地帯は、加賀伝統野菜[五郎島金時]の産地で、関西市場で五郎島金時は1kg1000円近い高値で取引されているから、狙われたのではないだろうか。

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コメント

所詮、この世は仮の世である。真っ当な世の中は、また別のところにある。
‘あるべき姿’ の内容は、現実にはない。
だから、実況放送・現状報告の言葉では語れない。

日本語には、時制がない。
日本語脳には、未来時制の文章に対応する内容が生成できない。

意思は、未来時制の内容である。
日本人が自己の意思を表す形式を持っていれば、もっと口数が少なくなる。
意思を表す形式がないので、歌詠みが多くなる。空念仏が多くなる。

‘それで、どうした’の問いには、答えが出せない。
自分自身の’あるべき姿’ に関する内容を持っていないからである。
つまり、論拠がない。それで、議論にならない。

未来時制の文章があれば、辻褄の合った未来の内容がはっきりと見えている。
未来時制の文章がなければ、一寸先は闇。日本人の未来に関する発言は、矛盾を含んで支離滅裂となる。
考えれば考えるほど不安でたまらない。

日本人は、未来に関する内容で団結できない。鬼も笑いだす。
だから、未来社会の建設に着手することもない。
現在 (現実) に関する内容で団結もし、争いもする。これは、この世 (世俗) における序列に基づく日本人の活動の原動力にもなっている。むなしい。

http://www11.ocn.ne.jp/~noga1213/
http://3379tera.blog.ocn.ne.jp/blog/

投稿: noga | 2012/11/10 03:22

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