最近のスクビ

スクビは１５歳の誕生日が過ぎて、食欲もあるし、散歩を楽しみに、元気だ。それでも寄る年波のようで、後ろ脚が弱っていて、片足上げてのおしっこができないことが多くなってきた。

今年の猛暑で、日中家の玄関で過ごすことに慣れてしまい、寒くなってからは、夜になると家に入りたがるので、毎日玄関番をさせている。

夕方の散歩は、隣の家の犬好きのご主人が、是非ということで、してくれている。日曜日に、久しぶりに夕方の散歩に行こうと思って出発して、少し行ったところで、隣のご主人が追いかけてきて、スクビを取り上げられてしまった。

強い冬型の気圧配置で、夕方から急に気温が下がってきた。北陸、東北、北海道は大荒れのようだ。

最近、日経のビズアカデミーでピーター・ドラッカーの「私の履歴書　復刻版」を読んでいる。ドラッカーが、全盛期のゼネラル・モーターズのスターだったアルフレッド・スローンとあった時のことを書いているけれど、世界最大級の製造業企業へと成長させた人物は、やはりすごい人物だった。

ドラッカーが「経営者として注目すべきスローンの資質は私情をはさまないことだった。この点では異常なまでに徹底していた」と書いているように、自分より優れた人間を排除して、イエスマンを集めるような馬鹿な経営者ではなく、私情をはさまないフェアな人だった。

組織というものは、人が重要で、その人を生かすも殺すもトップの意識ということになる。