今日は、聖バレンタインデー
なかなか良い双眼鏡や望遠鏡を作っている光学器メーカーのビクセンと、役員、元社員が、外為法違反(無許可輸出)容疑でさいたま地検に書類送検されたらしい。
送検の内容は、経済産業相の許可を得ずに、ドイツと中国の企業にライフル銃のスコープ計約10個を輸出したことということだ。
オリンピックの女子柔道の選手が監督から体罰を受けていた問題で、武術家の甲野善紀さんとコラムニストの小田嶋隆の対談『「オリンピック選手に体罰」が行われる謎を解く』が面白かった。
根性で競技に勝てるなら練習などはいらないし、練習すれば勝てる訳でもないということがよく判る。警察の剣道は、逮捕術ではないという話は目から鱗が落ちた。
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コメント
「なんで人を殴るのか」と問えば、「態度が悪いからだ」と答える。
相手が服従の態度を示さないところが、気に入らないのであろう。
当人は、やけっぱちになっている。
日本語には、階称 (言葉づかい) というものがある。
上と見るか、下と見るかの判断を迫る日本語を使えば、モノの上下に関する判断は常について回る。
この世俗的な上下感が日本人の判断を狂わせている。
下とみられたものは、上からの暴力に抗することもむずかしい。
序列差法の一環と考えられていて、無防備状態である。
上の者の声は、天から聞こえてくると感じられるからである。
「下におれ、下におれ」の掛け声は、昔から続いた為政者の要求である。
理屈はない。ただ、指導者の要求のみがある。
世俗の上下制度が唯一の頼りとなっている。
暴力は、「がんばって」の掛け声のようなものか。
序列に基づく精神力 (意気込み・気力) で、大東亜戦争に勝てるのか。
努力の空回りに気が付く時が来た。気力ではなく、知力 (intelligence) で負けた。
我々は、頭を鍛えなくてはならない。
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投稿: noga | 2013/02/15 14:19