この傾向は、現代人の顔にも現れている。
江戸時代には髷を崩さないように高い箱枕を使っていたので、頸椎が変形してしまっている。
江戸の人口の50%が梅毒にかかっていたらしく、骨にまで梅毒の影響がでてきているという。
江戸時代の化粧について、外国人は驚いたらしいけれど、行灯の低い照度のもとでは効果的だったことを示す展示は面白い。
小塚原の刑場で行われていた試し斬りされた罪人の骨は、見事に切断されている。一度しか試し斬りしなかった訳でなく、一人について10度くらい切っているというのも発見だった。
大江戸の装いについては、科学博物館の得意の分野ではないようで、それほどでもなかった。
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