ゆったりと過ごした一日
東京電力が柏崎刈羽原子力発電所の6、7号機の再稼働にため、安全審査を規制委に申請するらしい。その理由は、火力発電の燃料費の負担増で経営が悪化しているからというもの。
福島第一原発事故の対応が進んでいない現状で、経済的理由で再開を進めようとするのは、東京電力は何を考えているのか。全く反省がない。
原発は、発電しなくても設備を維持するだけでも、費用がかかり、電力会社にとっては赤字を生産する設備になってしまうから、運転再開のために必死になって自民党と政府に圧力をかけているのだろう。
沖縄電力を除く8電力は原発の廃炉費用の積み立て金が1700億円不足するので、電気料金に上乗せするというニュース。
30年から40年かかる廃炉費用は一基550億円と試算しているけれど、現在廃炉を進めている東海原発出力16.6万kwの場合、解体に約350億円、廃棄物の処分に約580億円、合わせて何と約930億円もの見積もりがでていて、100万kwの原発で550億というのは過小評価だろう。
廃棄物の最終処分方法も場所も決まっていないのだから、「進むも地獄退くも地獄」というところだろう。
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