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2013/07/24

映画「風立ちぬ」

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今日は「劇画の日」。

朝から雨模様で、気温は25度未満と涼しい一日となった。

珍しく朝の散歩以外は自宅に籠って、片付けもの。

夕方に、宮崎駿監督のアニメ「風立ちぬ」を実にでかけた。平日に夕方のためか劇場はパラパラ。

この辺にシネマコンプレックスが出来過ぎで、映画人口に比してシアターが多すぎるということもあるのだろう。このままでは、共倒れになるではないだろか。

宮崎監督は、このアニメで戦争の意味の無さを訴えたかったのではないだろか。それが上手く表現できたことを確認して、試写会で泣いたのかもしれない。

戦争の無益さはナウシカ、ラピュタ、もののけ姫などこれまでのジブリの作品の中でも脈々として流れているテーマだ。

堀越二郎と里美菜穂子の出会いと分かれのエピソードは、時代の風景を表現しているのだろう。

ストーリーは、現在、過去、空想、夢が重層していて、漫然と見ていると、判らなくことがあるかもしれない。特に子供には判らない可能性は高いだろう。

映像的には、社会と人については非常に細かなところまで描かれていて、スムースな動きは素晴らしい。特に、関東大震災の表現は、これまでにないものだろう。飛行機ファンとしては、飛行機関連の描写はそれほどこだわってはいないのが残念だけれど、飛行機そのものがテーマではないので我慢した。ジブリの作品で、機械類はプロポーションが不思議におかしい。

至る所に、ジブリの過去の作品の断片が埋もれている。DVDがでたら、何度も見直してみたいものだ。

スタジオジブリの月刊「熱風」7月号の特集は「憲法改正」でも、宮崎監督は憲法9条について熱く語っている。

このアニメを見て、誰がなんの為に戦争を始めるのだろうか、戦争は無意味だというメッセージが伝わってくる。

資本主義社会では、戦争は最大の消費なので、多くの国民の犠牲にしても最大の利益を求めようとする欲望という亡霊が動き出すのだろうか。

福島第一原発事故後の対応、原発の再稼働への動きを見ていると、同じ流れを感じる。多くの国民の命と国土を失うことが判っていても、巨大な自転車操業を求める亡霊がいるようだ。

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