国立歴史民俗博物館
今日は旧暦7月7日「七夕の節句」、「函館夜景の日」。
比較的近い場所なのになかなか行く機会がなかった国立歴史民俗博物館に、企画展「時代を作った技-中世の生産革命-」が面白そうだったのでいってきた。
国立歴史民俗博物館は佐倉城址にある巨大な施設だった。古代から現代までの歴史と、北海道から沖縄までの列島の民族文化を展示している総合展示は、非常に興味深く見るべきものも多くて、2時間くらいで帰ってくるつもりが、4時間半になった。
近代、現代は端折ってしまったので、まだ見切れていない部分も多かった。また行かなければいけない。
展示室は6室あるけれど、1室を詳細に見ると最低でも1時間から1時間半必要だろう。
展示物の多くはレプリカで、これまで国立博物館の特別展や平常展示、寺社などで本物を見てきているので、気にならなかった。
それよりもジオラマでの展示が非常に良くできていて、感心した。箸墓古墳のジオラマでは、後円部の近くにある現在の建物があるけれど、写真の手前の白っぽい建物が三輪索麺の工場がきちんと再現されていた。
江戸のジオラマも非常に力が入っていって、日本橋川の江戸橋から日本橋の南側の街が再現されていた。
第4展示室の民俗は、今年の春にリニューアルされたということで、妖怪、祭り、神仏、葬式など民俗の展示は興味深かった。
沖縄の獅子舞
妖怪の展示では、日本全国のカッパが面白かった。
焼き畑と常畑については、非常に興味があったので、持参の双眼鏡でじっくりと観察できた。焼き畑のビデオも興味深い。焼き畑については、福井県立博物館でしか見たことがなかったので、嬉しい。
被差別部落については、公的な場所での展示が少ないので興味深かった。戦争などの展示も、昭和の初期の街角も再現されていた。
公団住宅のLDKが実物大で再現されていた。サッシもちゃんと鉄製になっていた。
懐かしのダッコチャンにも会うことができた。
企画展の「時代を作った技-中世の生産革命-」は、今に繋がる技術もあって、面白かったのだけれど、総合展示に比べるとなんだか説明不足の感があった。
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