佐藤 健太郎「炭素文明論」
7月にでたサイエンスライターの佐藤 健太郎の新刊「炭素文明論」(新潮選書)を読了。
私たちの暮らしは、食品のでんぷん、糖など、エネルギーの石油、石炭など炭素化合物に支えられてることをメインテーマとして、特徴ある炭素化合物と人類の関わりの歴史を明らかにしている。
内容としては、良く整理されているし、判り易い。
著者のバックグラウンドが有機化学なので、ちょっと違った視点で食に関係する炭素化合物をあつかっているのが新鮮だった。
著者も、今の文明がエネルギーが制限となって、終焉に近づいてきているという認識があって、きたきつねと同じ視点に立っていて、共感できた。
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