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2013/11/03

鳥の博物館:企画展「鳥の骨展- 空飛ぶ骨組み-」

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ジャパンバードフェスティバルで鳥の博物館は入場無料。

開催中の企画展「鳥の骨展- 空飛ぶ骨組み-」をみたけれど、非常に意欲的な展示で、バードウォッチャーは必見の展示になっていた。

入ってすぐ、ノスリの半分だけ剥製になっていて、中の骨格が見えるようにした標本があった。体の中での骨の配置が判るので、非常に参考になる。茨城県立自然博物館には、フクロウの同様の標本がある。ここでは、ノスリの他、ハシブトガラス、アオサギの標本もあった。

剥製は、肉と脂肪を除去して皮と羽だけにしているので、このような標本にするには、肉と脂肪に相当するもので裏打ちしてから骨を戻すということで、非常に手間がかかるから、普通の剥製標本の数倍のコストになると思う。

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サギ類の骨格標本をまとめて並べた標本は、大きさだけでなく、嘴の長さ形の比較、首の骨の比較などこれも参考になる展示だ。左から、アオサギ、ダイサイギ、チュウサギ、コサギ、ヨシゴイ。この他、タカ類もあった。

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ヨタカの標本の嘴の、アゴの位置が非常に後ろにあって、大きな口を開けることができるのがよくわかる。

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クロツラヘラサギの嘴は、ちゃんとへら状になっていて、上下の長さが違っている。

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ヤンバルクイナの羽の骨は小さく、飛べないのがよくわかる。

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潜水してエサをとるウミガラスの標本を見ると、胸骨が潜水した時に内蔵を守るために胸骨が尻のほうまで広がっている。潜水するカモと潜水しないカモでも同じだ。

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剥製と同じポーズの骨格標本のフクロウも非常に興味深い。

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その他、クジャクの雄の腰骨は、大きな羽を付けるために巨大になっているとか、これほど多様な骨格標本を一度にみる機会は滅多に無いので、是非見ておくべきだろう。

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